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園長先生の切り紙

日本の兜(かぶと)

五月人形には少し早いようですが、「兜」を作りました。
実物は指の先がすっぽりとかぶるくらいの大きさのミニ版ですが、厚手の大きな紙で作れば実際にかぶって遊ぶことができそうです。

 

以前に「折り紙会館」からたくさんいただいた紙の中から金紙を選んで作りました
表が金で、裏が赤の二色の紙が小さいものしかなかったのでミニ版となりました
基本的には円錐の本体にジャバラ折りの飾りがついた作品です
ノリを使わず、「切り」と「折り」のみの一枚切りの切り紙です

 

角のような部分は「鍬形(くわがた)」と呼ばれます
これはクワガタムシの語源といわれていますが
カブトムシではなくクワガタムシとは
おもしろいですね
後ろのジャバラの部分は「しころ」と呼ばれます
前の左右の折り返しの部分は
「吹き返し」とよばれます
これらの部分は三本の曲線のジャバラ折りで作っています

 

このジャバラ折りは以前プテラノドンの
スタンドで使ったことがあります
裏は緋色で、吹き返しは金を出すため
折り返して二重にしています

 

(兜の進化形)
兜鉢(かぶとばち)とよばれるヘルメットの形を整え
前立(まえたて)とよばれる全面中央の飾りを竜にしました
兜鉢は円錐から形を変えて上部が丸くなっています

 

丸い頭部で飾りを変えたいろいろなバリエーションの兜の勢ぞろいです

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