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園長先生の切り紙

金のトノサマバッタとミヤマクワガタ

先日、「折り紙会館」の小林一夫館長さんに金の折り紙をいただき、
これを使って「トノサマバッタ」と「ミヤマクワガタ」を作りました。
金の折り紙は金紙の和紙折り紙で、切り紙に使うと普段使っている色画用紙と比べてはるかに折り筋がしっかりとしています。
金属の箔が形を固定しているようです。
金色の作品はリアル感には欠けますが、置物のような風情があります。

 

金の折り紙は小さくても折りやすく、一度折ると元に戻らず形が崩れることがありません
このような小さな立体物を折るときにはとてもよい素材です
裏の色は、バッタが白で、クワガタが青です

 

バッタもクワガタも横から見ても
立体的な「超立体切り紙」です
「トノサマバッタ」は体長約5cm
「ミヤマクワガタ」が約8cmです

 

胸の部分は二回ジャバラで折り
口の部分とおなかの部分もジャバラ折りです
ミヤマクワガタは頭の後が跳ね上がっています
目はエンボスで球面状です

 

翅にはハサミの歯による筋がついています 首の部分は、上が「下げ折り」、下が「上げ折り」で
垂直方向の立体感を出しています

 

肢の付け根も金の折り紙のため
しっかりと折り目が固定しています
ギラファノコギリクワガタは平面的でしたが
このクワガタは厚みがあります

 

6本の肢は合わせ切りで
中空で丸みを出しています
左右の上翅の合わせ目の会合線は
谷折り、山折りによる溝ですが、この紙はとても折りやすく
ゆるいカーブもかんたんにつきます

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