むかしむかし(1998年頃)、あるところで(東京の三鷹市にある三鷹若葉幼稚園で)、
幼稚園の園児が園庭でかまきりを見つけました。
その子は得意げにそのかまきりをみんなに見せました。
それを見ていた女の子が、「園長先生!わたしにも、かまきり見つけてちょうだい」と言いました。
そのころ、園長先生はこどもたちといっしょに園庭のかたつむりを見つけるのが日課となっていましたので、
いっしょにかまきりを見つけることになりました。
園長先生は一生懸命見つけようとしましたが、なかなかもう一匹を見つけることはできませんでした。
そこで、園長先生は職員室の色画用紙の切りくずとはさみを使って、
その子に紙のかまきりを作ってあげました。
そうすると、その子はとても満足しましたが、
そればかりでなくほかの子もそれがほしくてたまらなくなりました。
園長先生はたくさんのこどもたちにいろいろな紙の昆虫や動物を作ってあげました。
それ以来、園長先生の周りには、切り紙を求めて
園児や、弟妹、卒園の小学生たちの長い列ができるようになったということです。
以上が園長先生が紙の動物などを毎日こどもたちにプレゼントすることとなったいきさつです。
幼稚園では製作などで紙の切りくずがたくさんでます。
こどもたちはそれを自由に使って遊んでいますが、
くずとなったものでも、はさみを使うとかわいい生き物になることを知り、
いらなくなったものをまた役に立てることや工夫をして
いろいろなものを創造する楽しさをこどもたちに知ってもらいたいと思っています。
さいわい、園児たちは切り紙を作ってもらううちに自分でも挑戦する子が多くいて、
卒園児もこれを求めて幼稚園に遊びに来る子が増えました。
お母さんといっしょに、自分でも挑戦しているようです。
この切り紙は折り紙よりも小さな色画用紙を二つに折ってはさみで切って、主に足で立つ動物を作ります。
皆さんも時間があったら挑戦してみてください。
なお、このコーナーでは順次いろいろな作品を紹介していく予定です。
こどもたちの求めにより生まれた切り紙。
園長先生はこどもたちのためにせっせと作り続けたくさんの種類ができました。
切り紙を作ってもらいたいこどもたちが増えていき、一人一人に作ってあげるのが限界に達してきたとき、
園長先生はこどもたちのための切り紙の型紙を思いつきました。
これは作ってもらうのではなく、
自分で作るための切り線や折り線が描いてあるはがきよりも小さな色画用紙の型紙です。
こどもたちはこの園長先生が用意してくれた自分で作れる切り紙にたちまち夢中になりました。
この型紙をもらえるのを楽しみにこどもたちは毎日降園後に職員室にやってきて、
たくさんの型紙の中から「まよっちゃうな~」と言いながら1枚選んでお持ち帰りします。
そして、もらった後は必ず「園長先生、切り紙ありがとう」と言って帰ります。
つまり、切り紙をもらうときにしっかりとあいさつ・お礼の習慣ができるようにしています。
幼稚園の職員室には在園児はもちろん卒園児や小さな弟妹さんもたくさんこの切り紙をもらいに訪れます。
ちなみに若葉幼稚園の職員室はとてもオープンで、
一定のお約束守ってのこどもたちの集いの場所にもなっています。
また、おうちでお母さんと一緒にこの切り紙を作ることでハサミの使い方も覚えて、
若葉幼稚園のこどもたちにはハサミの上手な子がとても多くいます。
こちらで作り方のビデオを見ることができます。
平成21年1月に武蔵野三鷹ケーブルテレビで
園長先生のメッセージが紹介されました。
日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」が平成22年12月9日(木)~11日(土)に東京有明の東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催されます。
「エコプロダクツ2010」は国内外の環境に関わる企業、団体、個人が一堂に会し、地球温暖化防止のための今後の10年を考えるための展示会です。
出展者の1つである、みずほ銀行で知られる「みずほフィナンシャルグループ」もこの展示会に参加し、「生物多様性」をテーマにブースを開設します。
このたび、みずほフィナンシャルグループの依頼により、ブース来場者へのプレゼントとして園長先生の動物の切り紙(7種)を作成することとなりました。
ブース来場者にプレゼントされますので、お時間のある方は是非お立ち寄りください。
エコプロダクツ2010の詳細はこちらから
NHK総合テレビの番組、生きもの新伝説「ダーウィンが来た!」は毎週日曜日の夕方に放送されています。
いろいろな動物が紹介されていて、幼稚園のこどもたちにも人気の番組です。
今年から、放送された内容をDVDブックとして書店にて販売されていて、平成22年9月発行の第7号に園長先生の切り紙の「コウロコフウチョウ」が紹介されました。
お近くの書店で是非ご覧ください。
こちらで内容を見ていただけます。
夏休みになり、こどもたちの関心は自然と「昆虫」に集まっているのではないでしょうか。
ということでテレビ朝日の番組「東京サイト」の「夏の自然観察」という特集の中のひとつのコーナーで、「昆虫を作ってみよう」と題して「園長先生の切り紙」が取り上げらることとなりました。
「東京サイト」は東京の話題を林家きく姫さんがリポートする情報番組で、先日、きく姫さんがスタッフとともに若葉幼稚園に見えて幼稚園の年長のこどもたちとともに撮影をしました。
こどもたちの熱心な製作の様子にきく姫さんも汗だくで一生懸命に「切り紙」に挑戦していました。
結果はどうだったでしょうか?実際の様子はどうぞ番組をご覧ください。
放映時間は以下のとおりです。
平成22年8月17日(火) 午後1時55分から
テレビ朝日 「東京サイト」
放送は首都圏で東京とその周囲の県です。
短い時間ですのでお見逃しなく!!
小学生の夏休みの宿題の参考になるかも!!
こちらで作り方のビデオを見ることができます。
平成21年の夏休み期間中、お茶の水の「おりがみ会館」にて「園長先生の切り紙」が展示されました。
この切り紙の展示は、「おりがみ会館」において『作って遊ぶ・折り紙ゲームコーナー』という親子で楽しむ夏休みの企画の一環で行われるもので、おりがみギャラリーの一角に展示コーナーが設けられました。
「切り紙」が多数展示されますのでどうぞお出かけの際はお立ち寄りください。
また、会館内にはいろいろな折り紙の作品が展示され、小さいお子さんから大人まで楽しんでいただけたことと思います。
なお、「おりがみ会館」は折り紙界の第一人者小林一夫氏が運営する、折り紙関連の総合展示施設、和紙の工房で、日本の教育用折り紙の発祥の地でもあります。展示期間 平成21年8月29日(土)まで (お休みは日曜・祝日と8月13日~15日、28日です)
おりがみ会館
東京都文京区湯島1-7-14
(おりがみ会館の案内はこちらへ)
切り紙の展示の様子
新春にあたって、武蔵野三鷹ケーブルテレビで園長先生の切り紙についてのメッセージが紹介されました。
こどもたちもいっしょに出演しました。
こちらでビデオを見ることができます。
アンパンマンでおなじみのフレーベル館が発行している幼稚園の先生向けの保育月刊誌「Nocco」(ノッコ)に、この「切り紙」のコーナーが新設され、4月号から1年間連載されることとなりました。
こどもたちとのかかわりから誕生したこの「切り紙」。
紙の平面から立体へ変化することへの驚き。立体の紙の造形がいきいきと動き出し、こどもたちにやさしく語りかけていく。そんな楽しさをこどもたちに知ってもらいたいと、三鷹若葉幼稚園から全国の先生に新たな遊びの題材の提案を発信します。
季節の題材も含め、作りやすく楽しい「切り紙」を紹介していきます。
どうぞお近くの書店でご覧ください。
(H21年1月)
5月21日(水)にNHK総合テレビ(1ch)の番組「こんにちは いっと6けん」の
実況放送のコーナーで、「園長先生の切り紙」が、こどもたちも参加して
実況中継で放映されました。
(H20年5月)
百貨店の伊勢丹と共同して、伊勢丹新宿店において夏休み企画で園長先生の切り紙の工作キットをこどもたちにプレゼントしました。
この切り紙は本物そっくりのリアルな「のこぎりくわがた」(下の写真)で、上に掲載の「超立体切り紙 ノコギリクワガタ」を作りやすいように改良し、かつ、シェイプアップしたものです。
工作キットはカラー印刷の型紙で詳しい作り方も書かれていて、夏休みにおうちの人といっしょに切り紙工作を楽しんでいただけたことと思います。
用意した4,000部のキットは好評のうちになくなり、こどもを対象としてのものではありましたが、こどもばかりでなく工作好きの大人の方や外国の方からの希望もあったようです。
(H20年8月)
この「園長先生の切り紙」が単行本としてこのたび出版されました。
だれでも簡単に作れるように、必要な道具や基本的な切り方・折り方など作り方の説明と、切り線・折り線が入った型紙も掲載されています。
お近くの書店などで、どうぞご覧ください。
出版社PHP研究所の紹介ページはこちら
本の中身を見るのはこちら(amazonの「なか見!検索」)本の概要